Very very ベリー!

ドイツには他の寒冷な欧州諸国やカナダのように、自然のベリー類が数多くあります。
ドイツでベリーとは特に手入れをせずとも、庭や森になっている灌木やブッシュの木の実で、
子どもたちが遊びながら、つまみ食いをしたり、たくさん採れたらジャムにしたり、ケーキにしたり、
料理のソースにする、ごく身近な植物です。

さすがにベリーの王様のいちごは、販売用の畑が作られ、品種改良された粒の大きなものが主流ですが、
手入れをしなくても、我が家の庭にも例年蛇いちごのような小さい粒の野苺がなります。
(収穫する前に、我が家の犬に食べられてしまいますが^^;)
ドイツ語では「エアデベア」、「大地のベリー」で、ベリーシーズンの一番手です。

古語北欧語で「鹿のベリー」を意味した「ヒンベア」(ラズベリー、フランス語のフランボワーズ)は苺の次に人気が高いです。

「ハイデルベルク」と同じ「ハイデル」(荒野の)の名前がつく「ハイデルベア」はブルーベリーのこと。
酸味が強い種がベリー類には珍しく、甘みにすぐれたベリーです。

酸味がとても強い「ヨハニスベア」(すぐり)は赤、緑、黒の3種があり、
6月24日の聖ヨハネスの日あたりに熟れることから、その名がつきました。
赤すぐりは色が美しく、夏の時期にレストランのデザートの飾りとしてよく登場しますが、
強い酸味のおかげで生食よりはジャムとして愛食されています。
 
「棘のベリー」を意味する「シュタッヘルベア」はガチョウ料理に合うことから、
英語では「グースベリー」と呼ばれている、一粒がブドウの実のように大きなベリーです。

古語ドイツ語「棘の灌木」がなまったブロンベア(ブラックベリー)で、名前の通り棘があり、真黒の実は大きめです。
このベリーが8月上旬に盛りを迎えると、ドイツのベリーシーズンも終わりを告げます。


スーパーでは丸々一列がジャムコーナー。数種類のベリージャムが並びます。

ドイツの苺は粒は酸味も強く、ジャムにも最適です。