ドイツの車窓から

ドイツの鉄道は、国鉄がメインでドイツ全土を網羅し、その他、地方の市が中心になって設立された
公共交通機関が市内のバスや市電、地下鉄を運営しています。
日本のような大手私鉄というのはなく、国鉄が出資したがらないようなところに
第3セクターのようなローカル線があるだけです。

勤勉、ルールに厳しいというイメージのドイツ人ですが、それが当てはまったのは戦前までの話し。
戦後補償の関係もあり、たくさんの外国人移民を受け入れたこともあり、
今ではドイツの時間感覚は日本ほど厳しくなく、電車が遅れることもしばしばあります。

それでもドイツ国鉄が誇るICE(イーツェーエー)という新幹線は420キロメートルほど離れている
フランクフルト~ミュンヘン間を3時間18分で走ります。

東京~大阪間の545キロメートルをのぞみ新幹線は2時間35分で走るのですから、
スピードの点では負けますが、
ドイツの新幹線の車内は飛行機でいえば、ビジネスクラス程度の座席の快適さです。

一等車両であれば、皮張りのシートにゆったり座り、車掌さんにコーヒーを買ってきてもらうこともできます。
また、レストランカーがついているので、田園風景を眺めながら、ビールを傾けるのも、
一段と旅情を誘います。

街中を通る日本の新幹線は、防音壁に遮られ、風景を楽しむことはできませんが、
車窓からの景色を楽しむのであれば、ドイツの列車の旅に軍配があがりそうです。


ICEコンパートメントの一例。追加料金なし、予約料金の2ユーロだけでこんな個室にも座れます。

ミュンヘン中央駅。このように通過型ではない駅が主流なので、新幹線はスイッチバックをしながら進みます!