ドイツ全土で似ている町の造り

ドイツでは歴史が古い町が多く、戦時中に壊滅的な被害を受けたところも、
道路や建物を元通りに再建しているところがほとんどのため、
旧市街は数百年前の町並みと変わっていないところが多いです。

多くの町は川沿いに発展し、町の中心にあるのは、ラートハウス(助言者の家)こと市庁舎と教会、
それらが面した広場は市(マルクト)が立ったことから、マルクト広場と名付けられています。

そこから延びるハウプト通りというのは中央通りで、マルクト広場同様、
レストランやカフェ、各種商店などが軒を連ねています。

その他、その道を辿ればベルリンに着く(少なくとも方角は)、ベルリナー通り、フランクフルター通りなど
地名にちなんだもの、ゲーテ通りやシラー通りなど文豪の名前にちなんだ道なども多くの町に存在しています。

中世の頃には市街は壁に囲まれていたため、壁や堀が残っていたり、堀(グラーベン)通りなど、
今なおその痕跡は名前で辿ることもできます。
これらの壁の内側だったところは旧市街と呼ばれます。

鉄道は町の発展のかなり後からひかれ、当時あいていたところに駅が作られていますから
旧市街までは徒歩10~15分ほどのところにあるのが普通です。
現代ではもちろん、駅周辺も栄えていて、その辺りは新市街と呼ばれます。

日本の不動産物件なら、「駅近」が人気でしょうが、
ドイツでは趣きのある「旧市街」の方が人気が高く、家賃も高いのです。


ミュンヘンの市庁舎と聖ペーター教会の間の広場は聖母マリア像にちなんでマリエン広場と呼ばれています