スイート・クリスマス

クリスマスシーズンになると、テレビコマーシャルもクリスマス一色。
プレゼントの各種提案やサンタクロースの形のチョコレートを初めとするお菓子など、
とにかくクリスマスを意識していないものはないのです。
小売店では12月の売上は実に半年分の収益になるとも言われ、
クリスマスはドイツ経済の基盤を支えているといっても過言ではありません。

チョコレートやケーキなどのお菓子には目のないドイツ人も、クリスマスはさらにヒートアップ。
スーパーマーケットではクリスマス菓子の特設コーナーがなんと9月から設けられます。

代表的なのは、ドレスデン発祥のシュトレン。イーストを使ったパン生地にナッツやドライフルーツをどっさり入れ、
香辛料を利かせたものです。日持ちがするので、昔は親戚総出で作り、
いくつも焼いてクリスマスだけでなく、長いときにはイースターまで残っていたとか。
日本のお餅つきと通じるものがあるかもしれません。

南はニュルンベルクが有名なのは、レープクーヘンというジンジャーブレッド。
様々な香辛料が入った生地にチョコレートなどがかけられており、
ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家の壁はこれで作られます。

フランクフルト名物のベアトメンヒェンというマジパンのお菓子、
スペクラチウスという香辛料のきいたクッキー、浅いUの字のバニラキプフェルというクッキー、
カットしたチョコがけのバームクーヘンなどもこの時期にしか売られていません。

また各家庭でもこの時期にはクッキーを何百枚も焼いて、会社や近所の人などお世話になった人にプレゼントしたりします。


ナッツやドライフルーツがつまったシュトレンは重い!バターと粉砂糖をたっぷりかけて保存されます。

左からスパイスクッキー、ココナッツレープクーヘン、バニラキプフェル、チョコがけレープクーヘン(ジャム入り)、マジパン入りミニシュトレン