壁画と受難劇の村 オーバーアマガウ

バイエルン州の州都、ミュンヘンからローカル線を乗り継ぐこと2時間弱。
アルプスの谷合いに、ひときわ美しい村オーバーアマガウに到着します。

オーバーアマガウの含まれたパッケージツアーはあまりなく、
10年に1度、この村で開催されるキリスト受難劇を観劇するツアーなどがあるくらいです。

人口わずか5千人程度の小さな村が、村をあげて行うこの劇は、
1633年からの長い歴史があります。
ペストでたくさんの人が亡くなったため、「生き残ったら、受難劇をします」と誓いを立て、
生き残った人々で翌年に開催して以来、42回上演されてきました。
次回は2020年ですが、それを待たなくてもぜひ足を運んでみてください。

というのは、個人の家々が、それぞれに趣向をこらした
美しい壁画を有し、またあちこちに木彫りの人形や置物が置かれています。
野外美術館と名付けても差しさわりがないほどです。

ヘンゼルとグレーテルや赤ずきん、ブレーメンの音楽隊、七匹の子ヤギなど、
グリム童話をモチーフにした家々が有名ですが、
お土産やさんもカフェやレストランも、とにかくかわいらしくデコレーションされていて、
村民全体の美意識のレベルの高さを感じます。

ぶらぶらと散歩をしならがら、色々見つけてみてください。
アルプス山麓の小さな村ですが、訪れる価値ありです。
運転ができる方はレンタカーでアルペン街道沿いを走るのもまた一興です。


ヘンゼルとグレーテル。魔女がオーブンに入れられる様子も。

赤ずきんちゃんの壁画。個人の家とはとても思えません