ヘンゼルとグレーテルが見つけた胡椒ケーキの家?!

貧しい二人の兄妹が継母にそそのかされた父親によって森に捨てられてしまいます。
空腹の二人が見つけたのは、お菓子の家。
でも実は魔女の家で・・・という
ドイツの有名なグリム童話の中でも、有名な「ヘンゼルとグレーテル」。

日本でいえば、「桃太郎」や「浦島太郎」のように、
この童話を元にした歌があります。

Hansel und Gretel verliefen sich im Wald. (ヘンゼルとグレーテルが森で迷った)
Es war so finster und auch so bitter kalt.  (とても暗くて、さらにとっても寒い)
Sie kamen an ein Hauschen, von Pfefferkuchen fein. (すてきなお菓子の家にやってきた)
Wer mag der Herr wohl von diesem Hauschen sein? (この家は誰のものだろうか)

というものなのですが、実は「お菓子の家」と訳したところの言語は
Pfefferkuchen、胡椒ケーキとなっているのです。
お菓子の家だと甘くておいしそうですが、胡椒ケーキの家なら、
あまり近寄りたくはありません・・・

実はこれは現在ではLebkuchen(レープクーヘン)と呼ばれる
香辛料を利かせたお菓子で、ジンジャーブレッドのようなものです。

シナモン、クローブ、アニス、生姜、ナツメグ、カルダモンなどの香辛料がふんだんに使われ、
日持ちがするので、クリスマスツリーの飾りにしたり、
お祭りの時にはハート型でメッセージなどが書かれたものが売られたりします。

昔は香辛料を表す言葉は1つしかなく、すべて「胡椒」と言っていたそうです。
胡椒ケーキではなく、香辛料ケーキという意味なのですね。

日本でも色を表す言葉が多くなかった頃、青と緑が区別されていなかったため、
今でも緑を青虫、青信号などと呼ぶのと同じことのようです。


クリスマス前になると、自分で作れるお菓子の家セットが販売されています。この時期のお土産にお勧めです。