初夏の珍味 白アスパラガス

イースターが終わる頃、街のあちこちに小さな小屋が出現します。
これは白アスパラガスの産地直送販売のための小屋で、
4月も半ばになるとドイツ産の白アスパラガスが出回り始めます。
質に応じてクラス分けされた白アスパラガスは1キログラムあたり、
3ユーロから10ユーロほどです。

スーパーマーケットではそれに先駆け、オランダやスペイン産の白アスパラガスを販売し、
待てない人はもう初物を食べていますが、
やはりドイツ産の白アスパラガスの味にはかないません。

土を高く盛って、お日様をあてないようにして作られる白アスパラガスは、
この季節ならではのドイツ人のごちそうです。
ドイツ語で白アスパラガスは「シュパーゲル」ですが、
緑のものをわざわざ「緑のシュパーゲル」と呼ぶほどです。

一番人気はむいた皮と共にゆで、ホランデーズソースと呼ばれるバターソースをたっぷりかけるシンプルな料理です。
立てたままゆでられるような特別な鍋や、白アスパラガス用のピーラーも売られています。

レストランはこのゆで汁を使い続けるため、味わいが一層よくなります。
また、このゆで汁を用いて作られるスープも、野菜とは思えないほど
コクがあり、思わずうなるほどのおいしさです。

6月24日の聖ヨハネの日まで収穫してよいとされているので、
2カ月ほどはドイツ人のアスパラフィーバーは続きます。
この時期にお越しの際は、ぜひぜひお試しください。


ハムとホランデーズソースを添えて食べるのが基本形。白ワインが合います

秋のアスパラ畑です。収穫が終わると1メートル以上に伸び、秋には紅葉します