リキュールをふんだんに使った黒い森のさくらんぼケーキ

ドイツ語のケーキを意味する言葉は、バウムクーヘン(木のケーキの意味)などの「クーヘン」と
ウィーンのホテルザッハーが考案したチョコレートケーキ、ザッハートルテの「トルテ」の二つあります。

クーヘンは生クリ―ムを使っていない、焼いただけのケーキ、
パウンドケーキやシフォンケーキ、りんごのケーキなどで、
トルテは生クリームを使って、きれいに飾られた、主に円形のものです。

またパン屋さんが洋菓子店を兼ねていることが多いので、
パン屋さん独特のイースト生地を使ったケーキもあります。
甘みを控えた素朴な味わいで、酸味の強いフルーツやクリームなどの味が引き立ちます。

「黒い森のさくらんぼトルテ」はさくらんぼリキュールを使ったチョコレートケーキ。
黒のチョコレート、白い生クリームに赤いさくらんぼがよく生え、
大人好みのドイツで一番人気のケーキです。

1930年代に考案されたことは分かっていますが、名前の言われは、
黒いチョコレートが黒い森のよう、さくらんぼリキュールが黒い森地方の特産、
ケーキが黒い森地方で考案された、など諸説あり、はっきりしたことは分かっていません。

なお、ドイツのケーキで一番知名度が高いバウムクーヘンは、
お祝いのときなどに特別に注文して焼くケーキであったため、普段買うことはできませんが、
観光客用にデパートやお土産店などで販売されている他、
クリスマスシーズンには切ってチョコレートコーティングしたものが販売されます。


結婚式でのケーキビュッフェ。定番はハート型のケーキです

バームクーヘンは薄切りで食べるのが本式。ドレスデン本店のクロイツカムはミュンヘンにも支店があります