ビール天国でプロスト(乾杯)!

ドイツといえば、誰もが思い浮かべるのはビールです。
一人で注文するのは18歳以上から許されていますが、親同伴であれば、何歳からでも飲んでよく、
350ミリリットルの瓶は15セントの瓶デポジット込みでも1ユーロ以下で買える、
日本からしてみたら、飲み放題の(?!)まさにビール天国です。

ドイツのビールの歴史は古く、5世紀ごろから頻繁に作られるようになりました。
太陽が必要なブドウの栽培には北限があるため、
ワインを作りにくい環境であったドイツではワイン作りより盛んになったのです。

栄養を取れることから「飲むパン」とも呼ばれ、
また雑菌のある水よりは体にもいいことから、
修道院などが率先して、ビール作りを行っていました。
今でもドイツの多くの修道院ではビールを作って販売しています。

1516年には粗悪なビールの製造を防ぐために、「ビール純粋令」が発令され、
麦芽とホップ、水の3つ以外の材料以外は用いてはならないことになりました。
そして、なんとこの法律は現在でも有効なのです!

こうやって作られたドイツはラガータイプが主流で、
日本のビールと比べると、苦味が強く、味わい深いです。
味わうために、冷やしすぎないようにし、ケラーと言われる地下室で、
常温で保存したものを好んで飲む人もいます。

レストランでは大きな樽からビールを注ぐため、ビアグラスを使いますが、
基本的には瓶ビールは瓶のまま飲むことで、空気に触れて味が変わらないようにします。
通常の大きさは350ミリリットルが500ミリリットルですが、
レストランでは味が悪くならないうちに飲みきれるように、
小さいグラスで何度も注文する人もいます。
お得だからピッチャーで注文するという光景は見かけません。
なお、缶は味を損なうとされ、缶ビールはほとんど販売されていません。

全国流通しない地ビールもたくさんあるので、ドイツにお越しの際は、
おしゃれなレストランでなければ、ぜひ瓶のまま飲んで、ドイツのビール通気分を味わってください。


ミュンヘンにある有名醸造所の1つパウラーナーの祖は、聖人にも列せらているフランツ・フォン・パオラ